東海・北陸

北陸銀など、 「輪島塗」の事業継続へ 資金支援や販路開拓

輪島塗の事業継続を支えたい――。能登半島・輪島を代表する大藤漆器店(大藤孝一社長)の金沢市内への移転と事業再開をサポートしたのが北陸銀行などの金融機関だ。資金面だけでなく、広域の販路開拓も支援している。 1月1日の能登半島地震で

金沢市で事業を再開した大藤漆器店の大藤孝一社長(左)と息子の大藤孝行副社長(6月27日)
中日信金、トップダウン転換へ若手研修 マネジメントや思考力強化

中日信用金庫(名古屋市、冨田勝理事長)は、トップダウン経営の脱却へ若手職員向けの研修を積極化していく。グロービス経営大学院の講義活用やマネジメント研修の実施を検討。上司の指導意図を理解したうえで、自ら考動できる人材を育成するのが狙

トップダウン経営の脱却へ23年度から役席者向けのマネジメント研修を実施している。(6月26日、中日信金本店)
静岡銀、商店街に協力し小学生へ金融教育

静岡銀行は7月26日、浜松営業部で地域の小学生を招いた金融教育体験学習会を開いた。同部と西部カンパニーが中心となって繁華街における活性化を担う「浜松まちなかにぎわい協議会」に協力したもの。コロナ禍があったため5年ぶりに開催。4年生

ジュラルミンケースから本物の1億円を取り出す小学生(7月26日、浜松営業部常務室)
尾西信金、本業支援の事例共有 理解深め取り組み強化

尾西信用金庫(愛知県、高間正道理事長)は7月26日、本店の事務センターで本業支援の事例を共有する「びしん取組事例発表会」を初開催した。支店長や渉外担当者など10人が事例を発表。営業店の職員に本業支援を理解してもらい、取り組みを強化

事例を発表する担当職員(7月26日、尾西信金本部)
富士宮信金、法被をリニューアル イベントで着用

富士宮信用金庫(静岡県、伊藤壽文理事長)は7月26日、イベントなどで使用する法被をリニューアルした。8月4日に開催される「宮おどり」(富士宮市)に参加する職員が着用し、イベントを盛り上げる。 2023年度は創立90周年専用のTシ

新しい法被を着用する職員(7月26日、富士宮信金本部、富士宮信金提供)
石川県金広委など、小学生が「キャッシュレス」体験 新紙幣の“秘密”学ぶ

石川県金融広報委員会(事務局=日本銀行金沢支店)と石川県銀行協会、石川県信用金庫協会は7月25、26日、金沢市内の金沢21世紀美術館で金銭教育イベントを開いた。夏休み中の小学生とその保護者が訪れ、「キャッシュレス」を体験したり、新

キャッシュレス決済を体験する子供(7月26日、21世紀美術館)
三重県職員信組、100周年記念でクジ配布

三重県職員信用組合(三重県、紀平勉理事長)は、10月1日に迎える創立100周年に向け、スクラッチくじ配布や金利優遇の定期預金など各種記念事業を展開している。 6月の総代会終了後から出資者に送付する約1万通の配当金通知書にスクラッ

スクラッチくじとオリジナルハイチュウ
JAあいち知多、自動車保険が好調 現役世代の取引拡大へ

あいち知多農業協同組合(愛知県、山本和孝組合長)は、自動車保険が好調だ。そうした実績を背景に、2024年度は自動車以外の保険も含めて現役世代(18~59歳)の新規契約3000人を目指す。 自動車保険の23年度新規契約件数は253

名南M&A、しまね信金と提携

名南M&A(愛知県)は7月25日、しまね信用金庫(島根県、藤原俊樹理事長)とM&A(合併・買収)業務に関する業務提携を締結した。同信金は、今回の業務提携を機に事業承継支援やM&A支援業務を連携して取り組むことにより、島根県の中小企

名南M&Aの青木将人取締役情報開発本部長 (左)としまね信金の藤原理事長(7月24日、名南M&A提供)
金融列島 NEWS 東海、寄付が生んだアリガト

7月、愛知県に移住してきたブラジル人の小学生から自治体に一通の手紙が届いた。「翻訳機のおかげで、先生の授業が理解でき楽しくなった」という内容だ。 製造業が多い愛知県では、外国人就労者が多く定住率は全国トップクラス。国籍、言語、文化

金融列島 NEWS 北陸、大動脈開通、思い交錯

石川県金沢市と能登半島を結ぶ自動車専用道路「のと里山海道」と能越自動車道。元日の地震で道路が崩落し、能登から金沢への移動は制限されていたが、7月17日正午に大半で対面通行が再開した。輪島―金沢の片道の所要時間は、震災前とほぼ同じ約

しずおかFG、スタートアップの最新技術つなぐ 地元企業とのマッチングイベント開催

しずおかフィナンシャルグループ(FG)は7月25~27日、静岡県と連携し、スタートアップが持つ最新技術を県内企業につなぐビジネスマッチングイベントを開催。デジタル技術を誇る企業など約140社がブース出展した。中国・韓国・台湾・イン

昨年よりも40社増えた約140社のブースでにぎわう会場のグランシップ(7月25日)
愛知県警察信組、“職域信組”の魅力伝える セミナーで警察職員80人に

愛知県警察信用組合(名古屋市、中村隆則理事長)は、豊田警察署で支出管理をサポートする「ライフプランセミナー」を開いた。職員約80人に対して、商品を通じて“職域信組”と取引する魅力を説明した。 同信組職員が日々の支出や今後のライフ

セミナーの冒頭では、中村理事長自らが職域信組の魅力について説明した(7月25日、豊田警察署)
富山信金の顧客組織、人材活用で講演会 「支持される企業」とは

富山信用金庫(富山県、鷲塚一夫理事長)の取引先で組織する「とみしんビジネスクラブ」は7月25日、富山市内のホテルで企業における人材活用について4人が登壇する講演会を開催した。大学、学生、専門人材、外国人材の4つの視点から、活用に向

講演する加藤氏(7月25日、ANAクラウンプラザホテル富山)
十六FG、M&A支援会社1年 有力先受託30%へ

十六フィナンシャルグループ(FG)のM&A(合併・買収)支援会社「NOBUNAGAサクセション」は、設立から1年が経った。銀行系列として目利き力を生かして実績をあげており、地域の有力企業案件の割合を高めていく考えだ。 「地域の経

三井住友信託銀やあいちFGなど、豊橋で脱炭素経営セミナー

三井住友信託銀行やあいちフィナンシャルグループ(FG)、リコージャパンは7月24日、豊橋市で脱炭素経営セミナーを開催。3社共催のセミナーは初。地元の経営者など約50人が来場した。 三井住友信託銀名古屋営業第一部長の中村喜洋氏は「

講演する豊橋技術科学大の若原氏(7月24日、豊橋市の商業施設「エムキャンパス」)
三島信金、2年目職員に「ホープ研修」 地域の課題解決を提案へ

三島信用金庫(静岡県、高嶋正芳理事長)は7月24日、地域の課題解決を提案する位置付けの「ホープ研修」を実施した。入庫2年目職員28人が5班に分かれ、9月の最終発表に向けた準備に取り組んだ。 各グループは、障がい者向け金融教育、伊

信金中金静岡支店の高木恵証支店長(左)から話を聞く2年目職員ら(右、7月24日、信金中金静岡支店)
信組愛知商銀、70周年記念で講演会 高橋洋一氏が登壇

信用組合愛知商銀(名古屋市、大原清三理事長)は7月24日、創立70周年記念事業の一環で経済評論家・高橋洋一氏の講演会を開いた。組合員約250人が来場した。 講演のテーマは「日本経済で本当は何が起きているのか」。アメリカの大統領選

高橋氏は約250人の組合員の前で講演した(7月24日、名古屋市内)
日本公庫三重県内3支店と三重県信保協、合同で創業支援研修開く

日本政策金融公庫の三重県内3支店(津・四日市・伊勢)と三重県信用保証協会(稲垣清文会長)は7月24日、津市の日本公庫津支店で合同創業支援研修を開催した。20、30歳代の若手職員を対象に創業支援のスキル向上を目的に行った。両機関から

合同研修に20人が参加した(日本公庫津支店、7月24日)
名南M&A、日本公庫などと初の承継セミナー 経営者18人が参加

名南M&A(名古屋市)は7月24日、東大阪商工会議所が主催する事業承継セミナーに登壇した。東大阪商工会議所主催セミナーで大阪府事業承継・引継ぎ支援センター、日本政策金融公庫と3機関でのセミナー登壇は初めて。経営者18人が参加した。

大阪オフィス担当者が直近の成約事例を基に概要や支援の流れを説明した(7月24日、名南M&A提供)
大垣共立銀、ベトナム現法が千葉興業銀系地域商社と提携 ビジネスマッチング支援

大垣共立銀行のベトナム現地法人「OKB Consulting Vietnam(OKBC)」は、千葉興業銀行が100%出資する地域商社「ちばくる」とビジネスマッチング契約を締結したと7月24日に発表した。 今回の連携によりOKBC

石川県内4信金と信保協、トップ集まり意見交換 被災企業の支援が焦点に

石川県内の4信用金庫(金沢、のと共栄、はくさん、興能)の理事長と石川県信用保証協会の竹中博康会長は7月24日、金沢市内で開いたラウンドテーブル(円卓会議)で、能登半島地震で被災した企業の支援について意見交換した。4信金と信保協から

ラウンドテーブルで話し合う石川県内信金の理事長ら出席者たち(7月24日、KKRホテル金沢)
富山県信保協、「企業価値担保権」で勉強会 信金担当者など40人参加

富山県信用保証協会(浜田満広会長)は7月24日、富山市内で、県内の民間金融機関や商工会議所などに勤める職員の実務スキル向上を目的とした勉強会を開催した。信用金庫や信用組合、日本政策金融公庫富山支店などから40人が参加した。 20

講義をする水野教授(7月24日、富山県民会館)
静清信金、本店前で打ち水実施 雨水を再利用

静清信用金庫(静岡市、佐藤徳則理事長)は7月23日から9月30日まで、本店前で平日夕方に打ち水活動を実施している。2007年から毎年取り組んでいるもので、今年で18回目。 打ち水による冷却効果で本店前を涼しくする狙い。23日の「

打ち水をする佐藤理事長ら(中央、7月23日、本店前)
浜松いわた信金可美支店、「ナマズ養殖」にサステナ融資 生き物案件で奔走

浜松いわた信用金庫可美支店(吉岡健支店長=職員18人うち渉外7人、パート2人)は、サステナブルファイナンス実行に力を入れる。なかでも2023年度下期は〝サステナ融資〟を強化商品と位置づけて推進し、28件を獲得して全店で4位に輝いた

ナマズの育成状況について話を伺う吉岡支店長(中央、7月8日、好生会グループ会社養殖場)
富士信金、富士まつり盛り上げ 職員が法被で出迎え

富士信用金庫(静岡県、浅見祐司理事長)は7月22~26日、本店職員が法被を着用して来店客を出迎える。28日に富士市内で開催される「富士まつり」に合わせた取り組み。店内を装飾し、祭りをPRする。 店内各所に祭の文字を入れたうちわや

来店客を迎える小長谷本店長(左、7月22日、本店)
日本公庫、のと共栄・興能2信金 能登の復興を考える催し 地元事業者ら150人が参加

日本政策金融公庫は7月20日、能登半島地震からの復興について地元事業者と考えるイベント「能登で生業と復興を考える会」を石川県七尾市内の料亭で開催した。オンライン視聴者を含め150人が参加した。のと共栄、興能の2信用金庫との共催。

参加者と意見交換する田代理事長(中央、7月20日、料亭番伊)
三菱総研、中部地区で懇談会 120人参加

三菱総合研究所は7月19日、ポストコロナの社会変革に向けた研究成果の講演会と、企業経営者と意見交換する「中部懇談会」を名古屋市で開催した。中部地区の経営者ら120人が参加。今回で6回目。 籔田健二社長が「企業の組織運営の展望、講

講演をする藤井政策・経済研究センター長(7月19日、名古屋市)
新湊信金、100周年で記念式典 動画で歴史振り返る

新湊信用金庫(富山県、松岡文雄理事長)は7月19日、富山県射水市内のホテルで創立100周年の記念式典を開催した。取引先の経営者や業界関係者など131人が参加した。 冒頭、松岡理事長は創立からの歴史を振り返りつつ、近年注力している

挨拶する松岡理事長(7月19日、第一イン新湊別館)
岐阜信金、100周年で池上彰講演会 1200人が来場

岐阜信用金庫(岐阜県、好岡政宏理事長)は7月18日、創立100周年記念事業の一環でジャーナリスト・池上彰氏の講演会を開いた。会場は名古屋市のホテルメルパルク名古屋。当初予定の定員700人に対し、1200人が来場。本会場のほかにサテ

講演する池上氏(7月18日、メルパルク名古屋)

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)