中日信金、データ連携セミナー開く　プロ人材拠点と

中日信用金庫（名古屋市、冨田勝理事長）は7月29日、ちゅうしんホールでデータ連携に関するセミナーを開催した。愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点との共催。データ管理や業務の効率化で課題を持つ企業に対して生産性向上につなげてもらう。製造業を中心に11社11人が参加した。

冒頭、ITコーディネーターの高田祐一さんが統合基幹業務システム（ERP）を解説。中小企業向けERPは、導入・運用コストが低いクラウド型・サブスクリプション型が主流で初期導入も容易なため、「短期間でスモールスタートができる」と説明した。実際に導入した企業の事例も紹介。株式会社高瀬金型の高瀬直幸・営業部部長は導入によって「現場から改善要望がでるようになった」と話した。

愛知県プロ人材拠点の佐野敏幸サブマネージャーは、ERP導入に際して副業人材の活用事例を伝えたほか、中小企業が活用できる補助金や公的支援メニューを紹介した。