定期預金金利引き上げ 信金・信組、農協も 地域銀は6割が改定

2023.11.27 19:14
預金 金利
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定期預金金利を引き上げる動きが全国に広がっている。11月27日、住信SBIネット銀や七十七銀行、第四北越銀行など15行(11月に2回引き上げた銀行を除く)が見直した。10信用金庫や4農業協同組合も改定した。北海道銀行や北陸銀行、富山第一銀行が12月4日に見直す方針で、これまで動きがなかった北海道地区などにも波及する。(詳細はニッキン金利情報に)


11月27日、地方銀行が9行、第二地方銀行が5行が引き上げた。12月1日には山梨中央銀行が上げる方針。地域銀は12月に改定する方針を示した銀行を含めれば全99行の6割に達する。


信金界も改定が相次いでいる。11月22日に京都中央信金、11月27日には埼玉県信金や横浜信金、浜松いわた信金などが引き上げた。信用組合では11月20日、広島市信組が改定した。農協では四国地区の香川県、徳島市、えひめ中央の各農協のほか、横浜農協が引き上げた。


見直しは期間5年以上の金利が中心。先行した三菱UFJ銀が5年と6年ものを0.07%、7~9年ものを0.10%、10年ものを0.20%としており、この水準にそろえる動きが広がっている。四国地区では5年ものを0.10%に設定する動きが主流だ。


大手行では、みずほ銀行が11月13日に3年ものを0.025%、4年ものを0.05%、5年ものを0.075%に上げたのを受け、再度見直す動きもある。三井住友信託銀行が11月20日、三菱UFJ信託銀が11月27日に同水準に改定した。


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