観音寺信金、2.22%のベア実施 家計負担増大に対応
2023.04.17 18:03観音寺信用金庫(香川県、須田雅夫理事長)は、4月から嘱託やパートを含む全職員170人を対象にベースアップを実施する。賃上げ率は平均2.22%となる。
ベアは2019年4月以来4年ぶり。職員132人が対象の定期昇給分と合わると賃上げ率は平均4.52%(最大11.03%)となり、1人当たりの賃上げ額は平均1万2536円を見込む。
初任給も、23年度の新入職員から一律5000円引き上げることを決めた。引き上げ実施後の初任給は、大卒総合職で21万円、大卒一般職だと18万5000円となる。
物価高騰に伴う家計負担の増大に対応し、待遇改善による人材の確保や定着を図るのが狙い。22年12月には、正職員に一律5万円の「インフレ手当」を支給するなど、職員が安心して働ける環境づくりを進めている。