南日本銀、預金照会を電子化 行政側にも効果
2023.03.13 21:59南日本銀行は行政機関から依頼される預金照会業務の電子化を進める。4月3日、SocioFuture社(日本ATMが社名変更)のシステム「DAIS」(ダイス)を活用した行政機関向けサービスを始める。
手作業や郵送で行う紙ベースの照会・回答業務をデジタル化し、迅速化や事務効率化につなげる。ダイスは行政機関からの照会依頼と、金融機関からの回答を集約し、それぞれ一括して処理できる。金融機関、行政機関ともに人手や郵便料などを削減できる効果が見込める。
照会から回答までの期間も短縮でき、滞納整理事務を行う行政機関にとっては差し押さえを実行するまでの時間が大幅に短縮できる利点がある。
行政機関は生活保護の受給判定などを目的に金融機関に利用者の口座情報を照会している。書面を郵送して照会、回答が行われており、双方にとって非効率になっている。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%