足立成和信金、初の帰宅困難者受け入れ訓練実施

2023.02.20 19:31
防災・復興
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360度カメラを使ってリアルタイムで店舗の被災状況を確認する危機対策委員会のメンバー(2月20日、足立成和信金本店本部ビルで)
360度カメラを使ってリアルタイムで店舗の被災状況を確認する危機対策委員会のメンバー(2月20日、足立成和信金本店本部ビルで)

足立成和信用金庫(東京都、土屋武司理事長)は2月20日、災害時に近隣住民や帰宅困難者を受け入れる避難訓練を初めて実施した。訓練には避難役として近隣住民も参加。足立区からの受入要請から退去まで一連の流れを確認した。


足立区と締結する協定に基づき実施。同信金では、災害時に本店本部ビルを近隣住民や帰宅困難者に一時滞在施設として開放する。


都心南部を震源に発生した震度6強の地震で公共交通機関が被災したとの想定で行われた訓練には、信金職員約40人と近隣町会の住民、区役所職員、地元の警察・消防などが参加した。


危機対策委員会設置訓練では、信金本部各部と営業店の初動対応を検証した。近隣住民・帰宅困難者の受入訓練では避難者役が参加し、マンホールトイレの設置や炊き出し(アルファ米非常食の試食)などの方法を学んだ。



マンホールトイレを見学する訓練参加の住民(2月20日、足立成和信金本店本部で)
マンホールトイレを見学する訓練参加の住民(2月20日、足立成和信金本店本部で)

土屋理事長は「訓練で得た課題を職員全員で共有し今後に生かしたい」と語った。


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