佐賀銀、九大発ベンチャーに投資 世界初の技術へ期待
2023.02.20 18:35佐賀銀行は2月20日、九州大学発のベンチャー企業「KOALA Tech(コアラテック)」へ、グループ会社の佐銀キャピタル&コンサルティングと共同で設立したファンドを通じて、3000万円を投資したと発表した。
同社は、世界で初めて実証した有機半導体レーザーダイオードを研究開発している。炭素を主要元素とした有機材料で作られた半導体レーザーで、従来の無機半導体レーダーに比べて製造プロセスが簡易で、任意の光の波長を出せるのが特徴。
製造コストの削減、どこにでも配置でき、より細かい色彩の表現が可能になるという。センサーやディスプレイの光源になり、重要な役割を果たす次世代主要技術である「小さくて軽いスマートデバイス」として日常生活に欠かせない存在になっている。同行は「九州から世界に届ける技術」として期待している。