あいおいニッセイ同和損保、業界初メタバース保険の販売開始
2023.02.07 04:40
あいおいニッセイ同和損害保険は2月6日、メタバース(仮想空間)イベントの運営時にサイバー攻撃を受けた場合の損害などを補償するパッケージ商品の販売を始めた。メタバースの補償に特化した保険は業界初という。
「メタバース専用パッケージ保険」は、メタバースの運営管理を手掛けるアイデアクラウド社との共同開発。
第三者からのサイバー攻撃で顧客の個人情報の漏えいや、システム障害でイベントが延期になった場合の費用をカバーする。このほか、従来のサイバー保険では対象外だった、メタバース上で行う暗号資産取引で詐取が起きた場合の原因調査費も補償する。
イベントの規模によって保険料は異なるが、参加者3000人の催事でサイバー攻撃の補償限度額を2000万円、イベント延期費用を同1000万円に設定した場合は約90万円。
今後、同社は3月下旬の補償開始に向けて推進を強化し、2030年までに累計10億円の保険料収入を見込む。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%