あいおいニッセイ同和損保、業界初メタバース保険の販売開始

2023.02.07 04:40
保険・共済
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

あいおいニッセイ同和損害保険は2月6日、メタバース(仮想空間)イベントの運営時にサイバー攻撃を受けた場合の損害などを補償するパッケージ商品の販売を始めた。メタバースの補償に特化した保険は業界初という。


「メタバース専用パッケージ保険」は、メタバースの運営管理を手掛けるアイデアクラウド社との共同開発。


第三者からのサイバー攻撃で顧客の個人情報の漏えいや、システム障害でイベントが延期になった場合の費用をカバーする。このほか、従来のサイバー保険では対象外だった、メタバース上で行う暗号資産取引で詐取が起きた場合の原因調査費も補償する。


イベントの規模によって保険料は異なるが、参加者3000人の催事でサイバー攻撃の補償限度額を2000万円、イベント延期費用を同1000万円に設定した場合は約90万円。


今後、同社は3月下旬の補償開始に向けて推進を強化し、2030年までに累計10億円の保険料収入を見込む。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

あいおいニッセイ同和損保、取引先のサイバーリスクを診断 サプライチェーンを一括で
大手損保、都市部で「日本版ライドシェア」保険 4100台加入で将来は8200台に拡大へ
あいおいニッセイ同和、事業リスク定量化アプリ開発 24年度内に提供を開始
大手損保、自動車保険 引き上げ圧力 事故増加や物価高で

関連キーワード

保険・共済

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)