セブン銀、沖縄銀店内にATM設置 住所変更など手続き簡素化
2023.02.02 18:30セブン銀行は2月1日、沖縄銀行に対して、沖縄県内のATMで住所や電話番号の変更手続きを行うサービスの提供を開始した。沖縄銀は本店を含む3カ店にセブン銀の新型ATMを県内で初めて設置。このATMは本人確認の認証機能を持つ。手続きを合理化することで窓口の待ち時間削減など顧客利便性向上を目指す。
沖縄銀本店と名護支店はロビー内に新型ATMを置き、手続きの際に行員がATMに案内する導線を整えた。手続きの簡素化と待ち時間削減に活用し、顧客利便性と銀行事務の合理化を両立する。
セブン銀の手続き受付サービスは2021年9月から一部地域銀行に実証実験の形で先行導入しており、沖縄銀も22年8月に口座を持つ県外居住者に対してサービスを開始した。住所・電話番号変更手続きには、運転免許証などの本人確認書類とカメラによる本人の顔情報を照合する最新機種の第四世代ATMが必要だが、これまで沖縄県内になかった。
ATMの店内導入により、海外発行カードの利用やマイナンバーカードの手続きも行える。さらに、セブン銀が検討・開発を進めるATMを活用した継続的顧客管理や在留期限管理に係るサービス、顔認証を使った入出金取引なども取り入れやすくなる。
金融機関にATMと手続きサービスを同時に導入するケースはセブン銀にとって初めてで、サービスによる合理化効果を検証し、他の地域に展開する考え。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、窓販営業縮小の動きも 出向者引き揚げや金利上昇で
- 一部地域銀、レビキャリ活用に悩む 金融庁から強い働きかけ
- 片山さつき財務・金融担当相 積極財政で力強い経済成長
- 住宅ローン、物件高騰で長期・大口化 利上げ耐性にもろさ
- 城南信金と京都中央信金、生成AIの共同研究会 キックオフイベント開催
- みずほFG、内定辞退率10ポイント改善 役員が交流、〝距離〟縮める
- 広島市信組、23期連続増収見込み 預金9000億円視野
- 経産省、人的資本経営の成果を共有 しずおかFGやCCIGが発表
- SBI新生銀、地銀向けにデジタル資産テーマのセミナー 87行217人が参加
- 西武信金、花贈り長いお付き合い 住宅ローン完済者と