MUFG、成長率はコロナ前水準に回復へ 23年度関西経済
2022.12.27 20:45三菱UFJ銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)は12月27日、2023年度の関西経済見通しを発表。実質GRP(経済成長率)は「コロナ禍前の19年度水準になる」と予想した。
企業の設備投資は「大阪・関西万博に向けて本格化し、脱炭素化やデジタル化など中長期的な成長・戦略需要がある」と分析。一方、中央銀行の利上げが続く欧米を中心に外需の減速から、「拡大ペースは緩やか」と予測する。
インバウンドに関しては、「コロナ前の水準に戻るのは25年1~3月期」と指摘。感染拡大が続いている中国は引き続き注視しなければならないとした上で、訪日客の「受け入れ再開に向けて、日本の魅力を再発信する好機」とした。
23年度の実質GRPは、三菱UFJ銀が1.3%、MURCが1.2%と見通す。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%