富山信金、しんきんコネクト勉強会 支店の好事例紹介
2022.12.01 18:52
富山信用金庫(富山県、山地清理事長)は12月1日、本店で職員向けに、ビジネスマッチングサイト「しんきんコネクト」の勉強会を実施した。対面で17人、オンラインで約150人の渉外担当者が操作や活用方法、好事例について学んだ。講師は、信金中央金庫の職員2人が務めた。
富山信金は、2021年11月にしんきんコネクトを導入。現在まで52件の商談実績があるが、活用する営業店や職員が一部に留まっているのが実情。操作への不安を解消して推進方法を確認することで、より積極的に展開していくことが狙い。
勉強会では、いきいき富山観光物産の成約事例を紹介。朝日信用金庫(東京都)から信金中金地域創生推進部に出向している野網勇吾氏が聞き手となり、藤の木支店の宝田篤志参事から話を聞いた。
立山黒部アルペンルートの観光客向けの土産卸業を営んでいるいきいき富山観光物産はコロナ禍で売り上げが減少。そこで観光客に頼らない販路を開拓したいと考えていた。
宝田氏は、同社にオンラインビジネスマッチングに無料で登録できるしんきんコネクトを紹介。白エビを使ったお菓子やブラックラーメンなどの富山名産を詰め合わせたセット商品を出品することになった。
その後も、日々の営業活動のなかで進捗状況を聞きながら、一緒に画像や説明文を改良していった。こうした地道な取り組みが実り、成約2件、商談中7先という好事例につながっている。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%