みずほFG、グループ5社共通の人事枠組み 24年移行へ
2022.11.21 20:49
みずほフィナンシャルグループ(FG)は2024年4月をめどに、みずほFG、みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズの5社で共通の新たな人事の枠組みに移行する。ビジネス戦略に応じた機動的な人材配置や人材育成を実現し、総合力発揮で経営基盤を強化する。
新たな人事の枠組みは「社員と会社が共に創り共に奏でる」という思いを込め〈かなで〉と名付けた。
主な制度・運営の骨子は、社員の挑戦を支えるため、幅広いフィールドを生かしたキャリアメイクや専門領域を深めるキャリア開発を支援する。それぞれが担う役割や個人の成果に応える納得感の高い処遇を目指し、柔軟な働き方の実現や健康増進と職場環境の改善を進める。
ビジネス戦略と人事戦略の連動性を高めるため、セグメント横断のソリューション提供と機動的な人材配置を行う。エンティティ横断のカンパニー制では、人材育成と5社合同採用などに取り組む。
このほか、担当する役割で変わる「役割給」や個人の成果をシャープに反映する賞与を導入。企業年金では確定拠出型への一本化により転職者の受け入れをスムーズにするなど、ライフスタイルに合わせた退職金・年金制度へ移行する。これらは従業員組合の了承を前提とする。