熊本県信保協、カイゼン塾セミナー開催 無駄省き指南
2022.11.04 19:44
熊本県信用保証協会(村田信一会長)は11月4日、カイゼン塾セミナーを開催した。 経営コンサルタントのPEC協会(岐阜県)と連携し、九州地区で初めて開催。企業が抱える生産性の向上や業務効率化の課題に対して、現場の“無駄”を削減して業務改善に生かせる取り組みを伝授した。
当日は経営者ら42人が参加。PEC協会の本多亨代表取締役主任研究員が「真の生産性向上へ ~ムダ取り~」をテーマに、無駄の見つけ方や廃除の方法を解説。「無駄を改善するのは人なので、無駄に気づく職場にすることが大事」と強調した。
上田運輸(石川県)とどんどんライス(熊本県)が業務改善の事例を発表。どんどんライスは、22年2~6月まで、実践編として製造現場における無駄を見つけ、改善する現場実習を実施。2000万円超の改善効果を見込んでいる。
最後に、「現場・現物に目を向け付加価値を付ける手法」と題して、FOLKHOODの戸村亜紀氏がブランディングなどについて解説した。
同信保協の木本弘一理事保証部長は、「一つでも多くの気づきを得て、事業に生かしてほしい」と冒頭であいさつした。今後、実践編の開催も予定している。
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