三菱UFJモルガン証券、法人情報配布で日証協から処分

2022.10.19 16:00
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、社債発行体企業に他の法人顧客情報を掲載した起債提案書を配布していた問題で10月19日、日本証券業協会からけん責処分を受けた。


掲載していた情報は、機関投資家中心とする法人の社債取引に関係する内容。すでに対象顧客に個別連絡し、資料を全て回収もしくは破棄した。機関投資家など法人の非公開情報を、グループ会社と共有していたことも判明したが、「これまでに適切な対応を実施した」としている。


発生原因は、業績最優先のカルチャーと管理・モニタリング体制の脆弱さにあると分析。事案発生部署における業績重視の目標設定を廃止し、発行体顧客と投資家顧客の双方からの評価を反映する目標を導入。行動規範の順守のため、討議型研修や宣誓制度の導入などの再発防止策を策定・実行した。

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