荘内銀・山形銀、ウイスキー蒸留所に出資
2022.10.04 18:59荘内銀行とフィデアグループの北都銀行、フィデアキャピタル(橋本暢仁社長)、山形銀行と同行子会社のやまがた協創パートナーズ(阿部徹社長)は9月30日、それぞれが設立した「フィデア地方創生ファンド投資事業組合」「やまがた協創ファンド1号投資事業有限責任組合」を通じて、月光川蒸留所(山形県)に出資をした。投資総額は3億5000万円で、フィデア地方創生ファンドが1億円を出資。やまがた協創ファンドは非公表。このほか、海外事業者も出資した。
月光川蒸留所は、総合酒類メーカーを目指す楯の川酒造(山形県)が2021年12月に設立したウイスキー製造販売子会社。楯の川酒造は、高級日本酒分野で欧米やアジアに販路を持つ。同時に、山形産のフルーツを活用したリキュールや粕取り焼酎、梅酒の製造など事業を多角化している。月光川蒸留所は、上質な「庄内産ウイスキー」の製造で海外市場の開拓を目指す。
両ファンドは、山形県の地場産業の創造や雇用の創出、地域活性化につながるとして出資を決めた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力