いよぎんHDが始動、グループでシナジー見いだす

2022.10.03 11:47
新会社設立
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テープカットする(左から)山本憲世取締役常務執行役員、三好賢治代表取締役社長、大塚岩男取締役会長、長田浩代表取締役専務執行役員(10月3日、伊予銀本店)
テープカットする(左から)山本憲世取締役常務執行役員、三好賢治代表取締役社長、大塚岩男取締役会長、長田浩代表取締役専務執行役員(10月3日、伊予銀本店)

伊予銀行などを傘下とする持ち株会社「いよぎんホールディングス(HD)」が10月3日に発足した。


いよぎんHDの理念は、伊予銀から受け継いだ「潤いと活力ある地域の明日を創る」「最適のサービスで信頼に応える」「感謝の心でベストをつくす」を柱とする。設立の狙いは、グループシナジーの極大化に向けた好循環の確立。2021年4月にスタートした中期経営計画でビジネスモデルの変革に取り組んでいるが、規制緩和を踏まえた事業領域の拡大への挑戦や経営管理機能の強化によるグループガバナンスの高度化を進めていく。


伊予銀は9月29日に上場廃止し持ち株会社の完全子会社となり、グループ会社のいよぎん保証やいよぎんキャピタル、四国アライアンス証券など7社についても持ち株会社の直接出資会社に移行した。


同HDの23年3月期連結業績予想は、経常収益は前年同期比30億2900万円増の1370億円、当期純利益は同比34億1700万円減の230億円としている。


同日、伊予銀本店でHD設立を記念して、三好賢治社長(伊予銀頭取)ら経営陣が出席しテープカットを実施した。三好社長は「持ち株会社体制への移行は、グループ一体となって、この変革を推し進めていく大きな転換点。グループ会社の特徴を生かしながらシナジーを見いだしていくことで伊予銀行グループの収益力が拡大し、サステナブルな経営基盤につながる」と述べた。

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