鹿児島銀、女性起業家育成に協力 弁当販売店がプレ開業
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鹿児島銀行が協力する女性起業家育成スクールの第1期生が9月11日、同行本店ビル別館で弁当などの販売を始めた。10日間のプレオープン期間にキャッシュレス決済や販売フローを確認し、同23日に全面開業する。
女性起業家7人が鹿児島県産食材を使った沖縄料理やカレー、スイーツなどを販売した。約30年間勤めた企業を退職して挑戦する田村千鳥さんは「母親の味を再現した赤飯を知ってもらいたい」と話した。
販売スペースは起業家育成スクールを運営するKCL社が同行本店ビル別館の商業施設「よかど鹿児島」内に設けた。調理設備などを共同利用する「シェアキッチン」にし、受講した女性起業家がライフスタイルに合わせて柔軟に使える。中川恵美子代表取締役は「女性が社会と関わりながら自分らしい生き方ができるよう応援したい」と話す。
同社の女性起業家育成事業は2年間のプログラム。当初半年間は起業に必要な知識を学ぶ。同行は市場調査や開業サポートをテーマにした講座を担当し、シェアキッチン設置に必要な資金も融資した。
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