野村HDと野村不HD、不動産ファンド会社の残高1兆円規模めざす
2022.07.28 19:03野村ホールディングス(HD)と野村不動産HDは7月28日、不動産ファンド事業を共同設立・運営する資産運用会社の株主間契約を締結したと発表した。新会社名は「野村リアルアセット・インベストメント」。東京都千代田区に本社を置き、資本金2億円で2022年度上半期中の設立を予定する。
出資比率は野村HDが51%、野村不動産HDは49%。久米川一哉・野村HDインベストメント・マネジメント部門担当執行役員を社長に、副社長には小泉慎二・野村不動産投資顧問執行役員を迎える。
設立後数年間は、国内外の機関投資家や富裕層など個人投資家向けにオフィス、賃貸住宅、商業・物流施設など伝統的セクターを対象としたファンドを組成。中期的には新たなアセットクラスでのビジネスを立ち上げる方向で検討・準備を重ねる。将来的には7000億~1兆円の運用資産残高を目指す。