九州FG、帰宅困難者受け入れで連携 熊本市と
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九州フィナンシャルグループ(FG)は5月19日、熊本市と災害時の帰宅困難者受け入れなどに関する協定を結んだ。地震などの大規模災害で電車が運休した際に、熊本駅前にある同FG本社ビルで帰宅困難者を受け入れる。
本社ビルは2021年12月に竣工。高性能な制震装置や72時間の電力供給が可能な非常用発電機、井戸などを備え、防災性に優れている。災害時には、2階のエントランスや会議室を一時避難所として開放。備蓄する食料や飲料水は、最大70人に3日間提供できる。
熊本市は、熊本駅周辺地域のエリア防災計画を策定しており、21年3月にJR九州熊本支社や九州財務局など6者と災害時の帰宅困難者の受け入れに関する協定を締結。約1800人の一時避難所を確保していた。
笠原慶久社長は、「地域社会の防災拠点として、熊本駅周辺、熊本市の防災対策に貢献したい」と挨拶した。