三菱UFJモルガン・スタンレー証券 JERA脱炭素債でストラクチャリング支援
2022.05.19 04:34
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMS)は、東京電力系会社と中部電力が出資するJERA社のトランジションボンド(脱炭素移行債)の発行について、ストラクチャリング・エージェントと共同主幹事を務める。5月18日に合計200億円の発行条件が決まった。
期間を分けて2本発行する。5年債は発行額が120億円で利率は0.42%、10年債は80億円で0.664%。5年債の主幹事は、みずほ証券、MUMS、BofA証券、野村証券の4社。10年債はこれに東海東京証券が加わる。発行日はともに5月24日の予定。
今回のトランジションボンドは、経済産業省の「クライメート・トランジション・ファイナンスモデル」事例に国内電力業界で初選定されている。
適合性と投資家への訴求力向上のため、国際団体や環境省などの各ガイドラインに即したフレームワークに基づいて発行される。第三者機関のDNVビジネス・アシュアランス・ジャパンから適合性評価を取得した。
フレームワークの策定やセカンドパーティ・オピニオン取得の助言では、MUMSがストラクチャリング・エージェントとして支援した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%