みずほFG、22年3月純利益12.6%増の5305億円 顧客部門が好調

2022.05.13 21:05
決算
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決算会見で説明する木原社長(5月13日)
決算会見で説明する木原社長(5月13日)

みずほフィナンシャルグループが5月13日に発表した2022年3月期純利益は前の期比12.6%増の5305億円だった。会社予想の5300億円とほぼ同水準。貸出利ざやなどの資金利益や手数料関連がけん引した。23年3月期予想は前期比1.7%増の5400億円を見込む。


22年3月期の連結業務純益(ETF関係損益含む)は前の期比6.7%増の8531億円。これは16年度にカンパニー制を導入して以降の最高益。資産運用やアジアのトランザクションなど顧客部門が好調で前年比1279億円の大幅増となった。一方、市場部門は債券売却益の減少などから1212億円減となった。外国債券の評価損は4100億円と大幅に悪化した。


与信関係費用は大口の引き当てを計上したことで302億円増加。ロシア関連取引ではフォワードルッキング対応で1161億円の引き当てを積んだ。


同日会見した木原正裕社長は「21年度決算は概ね計画通りとなった。ただ、コロナやロシア、ウクライナ問題、金融政策の行方など不透明感は増しており、緊張感を持って経営にあたる」と述べた。

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