三井住友銀、国際カーボン取引PF参画 22年12月稼働予定
2022.05.13 04:32
三井住友銀行は5月12日、温室効果ガスの削減量を定量化して売買するカーボンクレジット取引に向けて、英国で設立を予定している国際的な決済プラットフォーム(PF)「Carbonplace」への参画を発表した。
同PFは、民間の認証機関によって管理される「ボランタリーカーボンクレジット」の活用と市場拡大を目的に、BNPパリバやUBSなど複数のグローバル大手金融機関によって開発が進められており、同行も設立メンバーとなる。2022年12月に稼働開始を予定し、クレジットの売り手と買い手は信頼性・透明性が確保された方法で売買を可能にする。
今回の参画は、三井住友フィナンシャルグループが4月に公表した200億円規模のサステナビリティ投資枠の1号案件となった。同行は決済プラットフォームを通じて、国内外の顧客が質の高いカーボンクレジットに容易にアクセスする機会を提供する。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に