「富士伊豆農協」誕生、貯金1兆8000億円超で全国2位 8農協合併

2022.04.01 22:19
経営統合・合併
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役員や来賓とテープカットする鈴木代表理事組合長(中央)(4月1日)
役員や来賓とテープカットする鈴木代表理事組合長(中央)(4月1日)

静岡県東部地区の8農業協同組合(伊豆太陽、三島函南、伊豆の国、あいら伊豆、南駿、御殿場、富士市、富士宮)は4月1日に合併し、「富士伊豆農業協同組合」を発足した。2020年度末の貯金残高は全国2位の1兆8292億円、組合員数は全国3位の16万5330人。


代表理事組合長には、伊豆の国農協の鈴木正三組合長が就任した。本店は、同県沼津市下香貫の南駿農協本店に置くが、26年度までに北へ約7キロ離れた同市大岡地区に新築移転予定。交通利便性の向上や津波リスクの回避が狙い。


金融面では、農林中央金庫と連携を深める。例えば、同金庫職員と同行訪問で提案力を磨き、投資信託などの営業力を底上げする。合併を機に、余資運用を強化するための部署も新設した。


同日に南駿農協本店で記念式典を開き、テープカットを行った。鈴木代表理事組合長は「各地域の特徴を活かしながら、組合員や地域住民から頼られるJAを作っていく」と意気込みを語った。

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