北陸財務局、景気判断を据え置き 3月の経済調査
2022.03.28 21:06
北陸財務局は3月28日、3月の北陸経済調査を発表した。総括判断は「新型コロナウイルス感染症の影響により、持ち直しの動きに一服感がみられる」とした2月の判断を据え置いた。
主要項目の「個人消費」「住宅建設」「生産」「雇用情勢」も判断は据え置き。「個人消費」は、ドラッグストア販売が順調ではあるものの、商業施設や宿泊・飲食において新型コロナウイルスの影響で客数が減少したため「持ち直しに向けた動きに一服感がある」とした。
足元では、百貨店やスーパーなどで「客足が戻り始めている」と明るい声もある。さらに、まん延防止等重点措置の解除や3回目のワクチン接種などにより、先行きは「景気が持ち直していくことが期待される」(目黒克幸局長)。
一方、ウクライナ情勢などによる不透明感がみられるなか、原材料価格の上昇や金融資本市場の変動など、「下振れリスクに十分注意する必要がある」(同)とした。
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