北陸財務局、北陸3県の景況判断「下降」超に転じる

2022.03.11 19:23
景気
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北陸財務局は3月11日、北陸3県(富山、石川、福井)の1~3月の法人企業景気予測調査を発表した。全産業の景況判断BSIは20・2%ポイントの「下降」超となり、2021年10~12月の9・2%ポイントの「上昇」超から悪化した。新型コロナウイルスの感染再拡大や、原材料価格の上昇などが要因。調査時点は、ロシアがウクライナに侵攻する前の2月15日。


景況判断BSIは、自社の景気が前期と比べて「上昇」と回答した企業の構成比から「下降」と回答した企業の構成比を差し引いたもの。


全産業の「下降」超は2期ぶり。業種別(製造業、非製造業)、規模別(大企業、中堅企業、中小企業)でも、すべて「下降」超となった。21年10~12月はすべて「上昇」超。


全産業の先行き見通しは、4~6月が4・9%ポイント、7~9月が6・2%ポイントの「上昇」超。3回目のワクチン接種進展などで感染者数が減少し業況が回復することへの期待がある一方、原材料価格の動向への懸念も高まっている。


北陸財務局は「今後の動向を注視して、引き続ききめ細かい調査に努めていく」(経済調査課」としている。

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