福島県内8信金、65歳以上のATM振り込みと出金制限
2022.03.04 18:15福島県内全8信用金庫(会津、郡山、白河、須賀川、ひまわり、あぶくま、二本松、福島)は4月20日から、キャッシュカードを使ったATM振り込みとATMでの現金出金の利用制限年齢を70歳以上から65歳以上に引き下げる。すでに県内地域銀でも東邦銀行が4月1日、福島銀行と大東銀行が4月18日から、ATM振り込みの年齢制限引き下げを決めている。
65歳以上で、キャッシュカードを使ったATM振り込みやATMでの現金出金の利用が過去3年以上ない顧客が対象。預け入れは従来通り使用できる。制限の対象となった顧客がATMでの振り込みや現金出金を希望する場合は、営業店窓口で本人確認を行ったうえで制限を解除する。
同様の動きは、急増する還付金詐欺などの犯罪被害の防止や、福島県警からの要請を背景に、福島県内の金融機関で広がっている。福島県信用金庫協会では、利用制限年齢の引き下げ実施に向けてポスター550枚とチラシ7万枚を作成。8信金のATMコーナーや営業店で掲示し、顧客への周知を図る。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%