氷見伏木信金、氷見市と連携で成果 働きたい街づくりへ

2022.01.28 21:34
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ぶり奨学プログラムについて話し合う林正之・氷見市長(左)と藤井理事長(中央)、太田栄幸・常務理事(1月28日、氷見市役所)
ぶり奨学プログラムについて話し合う林正之・氷見市長(左)と藤井理事長(中央)、太田栄幸・常務理事(1月28日、氷見市役所)

氷見伏木信用金庫(富山県、藤井隆理事長)は氷見市と地方創生の連携を強化している。市と金融機関が共同で奨学金や奨学ローンの利用者を支援するUターン施策「ぶり奨学プログラム」は、2017年度から5年間で250人が登録し、現在までに43人が氷見市に戻り、制度を活用している。


同信金はプログラム参画の一環として、金利が優遇される「ぶり奨学ローン」と店頭表示金利より金利を上乗せした「ぶり奨学定期預金」を販売。21年度のぶり定期は12月に目標額の20億円に到達。1月28日には、氷見市役所で寄付金の贈呈式を行った。過去4回の寄付金額は定期預金販売額の0.01%(20万円)を寄付していたが、今回は0.015%(30万円)に増額。累計で110万円となった。



ふるさと応援団の贈呈式に参加した岸智弘・信金中金北陸支店長(左)と林市長(中央)、藤井理事長(1月28日、氷見市役所)
ふるさと応援団の贈呈式に参加した岸智弘・信金中金北陸支店長(左)と林市長(中央)、藤井理事長(1月28日、氷見市役所)

また、市が策定した「第2期まち・ひと・しごと創生推進事業」を信金中央金庫の地域創生推進スキーム「SCBふるさと応援団」に推薦。同日、寄付金(1000万円)の贈呈式を行った。


経営改善や販路拡大のアドバイスをする「Himi‐Biz(ヒミビズ)」は同事業の中核を担っており、月100件の相談が持ち込まれている。藤井理事長は、「氷見を働きたい街にしていくため、連携を継続していくことが大切」と話す。

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