MUIC、万博の「オンラインツアー」開催 高齢者・障がい者向けに
2025.04.23 19:36
三菱UFJ銀行が設立した関西イノベーションセンター(MUIC、大阪市)は4月23日、大阪・関西万博のパビリオンの様子をライブ配信するボランティアサービス「オンラインツアー」を開催した。
MUICが実施する、誰もが楽しめる万博の実現を目指すユニバーサルツーリズムプロジェクト「LET'S EXPO」の取り組みで、万博会場へ行くことが困難な高齢者や障がいのある人が対象。
初回である今回は、同ツアーのオープニングとして、1970年の大阪万博を振り返る当時の映像を上映した後、三菱グループが提供するパビリオン「三菱未来館」の様子を配信。視聴者はチャット機能を使用して配信出演者とリアルタイムでコミュニケーションを取り、臨場感を体感した。
全国の高齢者施設や病院、支援学校など約220施設が同ツアーに参加。施設のスタッフがチャットに感想を投稿して配信を盛り上げた。大阪市内のデイサービスセンターで視聴した80代の女性は、「55年前の映像と今を比べてとても変化を感じた。ニュースの映像よりも立体感を楽しめた」と笑顔を見せた。
「LET'S EXPO」は、ほかにも万博会場内で車いす利用者の押し手サポートや日本国際博覧会協会が主催する「バーチャル万博」の視聴サポートなどに取り組む。
4月30日に行われる第2回は、パナソニックグループが提供するパビリオン「ノモの国」の様子を配信予定。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に