千葉銀・武蔵野銀、災害時の日銀ネット相互利用拡充 「委託型」構築へ

2025.03.03 16:44
提携・連携 決済・送金 災害
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千葉銀行と武蔵野銀行は、災害・障害発生時に日本銀行金融ネットワークシステム回線や端末装置の相互利用を拡充することで合意したと3月3日に発表した。業務継続計画(BCP)を強化する。


具体的には、電話や電子メールを使って日銀ネットを利用できる体制(委託型)を構築する。これにより災害・障害発生時に両行は互いのオフィスに赴くことなく、スピーディーに対応できるようにする。今回の相互利用の拡充によって資金・証券決済業務遂行の基盤を強化し、金融サービスの安定的な提供に努める。


両行を含む地方銀行10行の広域連携「TSUBASAアライアンス」は、業務継続体制の強化に向けた提携施策を幅広く検討・実行している。すでに両行は、自行の日銀ネットが災害・障害などにより使用不能となった場合、両行のオフィスを互いに訪問して日銀ネットを共同利用する体制(駆け付け型)を構築。また、千葉銀は2024年6月に第四北越銀行と日銀ネットの相互利用で合意している。

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