旭川信金、創立110周年で記念コンサート 地元住民ら約1000人来場
2024.12.16 09:56
旭川信用金庫(北海道、武田智明理事長)は12月15日、旭川市民文化会館大ホールで「創立110周年(2024年4月)記念コンサート~鎮魂歌(レクイエム)~」を開催した。入場は無料。地元住民ら約1000人が来場した。
世界的な指揮者として知られる東京芸術大学音楽学部指揮科教授の山下一史氏、旭川市出身で声楽家(バリトン)の豊島雄一氏、札幌市出身で声楽家(ソプラノ)の石山夢乃氏と旭川フィルハーモニー管弦楽団、旭川合唱連盟を中心とした特設合唱団(約110人)を招聘した。
開演を前に山下、豊島、石山の3氏がプレトークに登壇。同コンサートの企画・立案に携わった豊島氏は、題名の鎮魂歌(レクイエム)について「コロナ禍で多くの人が亡くなった。世界ではパレスチナやウクライナで戦争が起きている。亡くなられた方々への鎮魂を旭川から捧げたい」と語った。
同コンサートは2部制。第1部ではJ.シュトラウスⅡ世の喜歌劇「こうもり」序曲、P.チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」、第2部ではG.フォーレのレクイエム 二短調Op.48を披露。聴衆は地元音楽家らが奏でる重厚で華麗な演奏・合唱に耳を傾けた。
武田理事長は「皆さまのお陰で創立110周年を迎えることができた。その感謝の印として記念コンサートを開催する。当金庫はこれからも音楽をはじめ芸術・文化の振興に努めていく」と語った。