富山信金、21年度中間期純利益83.9%増 2年ぶり増益

2021.11.18 19:51
決算
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決算を発表する山地理事長(11月18日、本店)
決算を発表する山地理事長(11月18日、本店)

富山信用金庫(富山県、山地清理事長)は11月18日、2021年4ー9月期の決算を発表した。当期純利益は前年同期比2億5600万円(83.9%)増の5億6100万円と、2年ぶりの増益となった。


コロナ関連融資など貸出金が増加したため資金運用収益が増収となった一方、エリア制導入の効果などによる経費削減が寄与した。


経常利益は81.6%増の7億1000万円。コア業務純益は91.9%増の6億4000万円。自己資本比率はほぼ横ばいの16.2%。


預金は個人・法人ともに増加し4438億2600万円、貸出金は法人向け融資を中心に伸び1945億1000万円で、預貸率は43.82%となった。


同日の会見で山地理事長は、「これからは(県内)7信金だけでなく、地銀、第二地銀とも提携・共同化を進めていかないといけない」と、非競合分野で他金融機関と協力していくことが不可欠だと強調した。

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