近畿産業信組、当期純利益が過去最高の110億円 預貸金も伸長

2024.05.27 12:04
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近畿産業信用組合(大阪府、大本崇博理事長)の2024年3月期の当期純利益は前年同期比10.7%増の110億円、実質業務純益は同10.7%増の155億円でともに過去最高となった。


貸出金は、同9%増の1兆1393億円、預金は同7.1%増の1兆5348億円で過去最高を更新。


また、地方公共団体向け融資と金融機関向け仕組みローンを除いた融資を「プロパー貸出金」として重視。23年度末の「プロパー貸出金」は前年度末比1018億円増の1兆367億円。主要となる不動産向け融資比率は、53.7%となった。


顧客分析に基づく迅速な審査を実施。法人融資(全4897先)は、各店の担当者が月次試算表で売り上げや一般管理費を把握。本部も顧客の状況を毎年精査し、追加融資の可否も含めて迅速な判断を図っている。

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