日銀・人民銀、為替スワップを3年間延長

2021.10.25 20:13
日本銀行
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日本銀行は10月25日、中国人民銀行と時限的に結んでいる為替スワップ協定の3年間延長を明らかにした。


同協定は、日本と中国の信用秩序維持や経済金融活動下支えの観点から日本円と人民元を相互に融通。日銀が2000億人民元、中国人民銀行が3・4兆円を引出限度額として、2018年10月26日に時限的に締結。2021年10月25日に期限を迎えた。両中銀は協定の諸条件を変えず、2024年10月25日までの期限延長を決めた。


日中間の金融・経済面の結びつきは近年、強まりをみせ、邦銀の人民元建てビジネスも拡大。日銀は協定の趣旨を踏まえ、人民元の資金決済に不測の支障が生じて金融システムの安定確保で必要と判断する場合、スワップ協定を活用した人民元の流動性供給を行う方針を示す。

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