大樹町農協、元職員が6691万円着服 定期貯金を無断解約

2024.03.21 18:13
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大樹町農業協同組合(北海道、西川久雄組合長)は3月21日、本所貯金課の元職員(27歳、女性)が顧客の定期貯金を無断で解約し、同農協の現金計6691万7000円を着服していたと発表した。


同農協によると、元職員は2022年3月~24年2月、本所内の端末で顧客約20人の定期貯金口座40件以上を解約する不正な処理を行い、オープン出納機から現金を盗み出し、農協に損害を与えたという。2月下旬に顧客から「口座残高が消えている」と問い合わせがあり、内部調査で元職員が着服を認めた。同農協は元職員を3月19日に懲戒解雇した。


元職員は「ストレスがありやった」と話したという。着服した現金は生活費や遊興費に充てたほか、一部はごみステーションに廃棄していた。同農協は警察への告訴や被害届の提出を検討している。

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