三菱UFJモルガン・スタンレー証券、1口1億円のESGファンド 富裕層から114億円集める
2021.10.20 04:26三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMS)は、9月13日~10月15日の募集期間で再生可能エネルギーインフラへ投資するファンドに、個人富裕層から1口1億円で合計114億円を集めた。
このファンドは、ブラックロックが日仏独の政府系および民間の機関投資家と連携して新興国に太陽光発電所を設立するもの。グローバルで約600億円を集めている。MUMSは三菱UFJ信託銀行(MUTB)と協力して、同ファンドに投資するプラットフォームを構築した。MUTBが外国籍私募投資信託を設定。MUMSの富裕層とリレーションを持つ複数の部署(約300人)が私募投信を販売した。
600億円のうち114億円を個人富裕層が同ファンドに出資したことになる。この種のプロジェクトファイナンスに個人が投資するのは珍しい。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%