鹿児島相互信金、貸出金利率を誤適用 1380万円を過大徴求
2024.02.22 19:13鹿児島相互信用金庫(鹿児島県、永倉悦雄理事長)は2月22日、カードローンなど3商品に誤った利率を適用し、顧客に過大な利息を徴求していたと発表した。141先から本来の利息よりも1380万9000円多く受け取っていた。顧客へは2月20日に、過大徴求額に民法で定められた法定利率を乗じた遅延損害金を上乗せした金額を返金した。
誤適用があったのは、「事業者カードローン」「当座貸越ライン」「そうしん ナウ・カードローン」。2023年7月の内部監査で発覚した。3商品の基準金利を各営業店が手動で変更していたことが原因で、誤った利率を適用していたのは43カ店に上る。
同信金は、09年1月までさかのぼって調査を実施。今後、3商品の基準金利の変更を自動化するなど対策を進め「同様の事態が起きることのないようチェック態勢を強化し、再発防止に努める」としている。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%