東栄信金と足立成和信金が合併検討
2024.02.14 20:50
東京都の東栄信用金庫(北澤良且理事長)と足立成和信用金庫(土屋武司理事長)が合併を検討していることが2月14日分かった。専門人材確保やデジタル化などの課題に対応するため規模を拡大することで人材の層を厚くする狙いがある。
両信金は同日、ともに「合併に関して検討を行っていることは事実」とのコメントを発表した。ただ、現時点で決定している事実はないとしている。
信金界は中小企業や小規模事業者の取引先支援で銀行などとの競合が激しさを増している。地域銀行では県境を越えた合併が進むなか、営業区域が限られる信金は近隣信金との合併が選択肢の一つとなる。
本店所在地は東栄信金が葛飾区、足立成和信金が足立区。預金残高と店舗数、役職員数は東栄信金が約1430億円・10店舗・144人、足立成和信金が約5840億円・23店舗・433人。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 西京銀、口座開設効果で給振1000件 サービス拡充、流出防ぐ
- 七十七銀宇都宮法人営業所、東北へのつなぎ役に徹する 開設2年で融資170億円
- 三菱UFJ信託銀、低コストPEファンド 1~4号累計で900億円
- 加藤金融相、信用金庫の資本基盤は「総体として安定」
- 都銀、貸出金利引き上げ先行 地銀上回る月も
- 金融庁、サステナ情報開示義務化 SSBJ基準適用
- 肥後銀、「オペレジ」確保を高度化 勘定系バックアップ平日稼働
- しんきん共同センター加盟235信金、「AIスコア」導入へ マネロン対策を底上げ
- ひろぎんHD、女性登用へ階層別研修 役員面談で意識改革