北洋銀、国際農機へ第1号出資 事業承継の2号ファンド

2023.12.19 15:15
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松本社長(右)と握手する北海道共創パートナーズの宮崎俊輔マネージングディレクター(12月19日、北洋銀本部)〆
松本社長(右)と握手する北海道共創パートナーズの宮崎俊輔マネージングディレクター(12月19日、北洋銀本部)

北洋銀行が出資する「北洋事業承継2号ファンド」(ファンド総額20億円)は12月19日、外国製農機具などを輸入する貿易商社の国際農機(札幌市、松本孝美社長)にファンドの第1号となる出資を行い、同社の全株式を取得したと発表した。金額は非公表。


松本社長は2月1日付で会長に就任し、後任の社長には、同ファンドの運営会社である北海道共創パートナーズ(同行の100%子会社)がスカウトした、海外での勤務経験が20年以上あり、企業経営の経歴も有する北海道在住の人材(50代前半、現在は外資系企業に勤務)を招へい。当該経営人材とともに、投資期間中は同ファンドからも非常勤取締役を派遣する。


同ファンドは、道内企業の円滑な株式承継やさらなる成長の支援を目的に、同行の出資により2020年に設立された北洋事業承継ファンド(1号ファンド)の後継として23年10月に設立。松本社長は「事業承継にあたっては、社員の雇用維持を第一に考えた。親族内承継が難しかったなか、道内にある、安心して今後の事業を任せられる会社ということで北洋銀を選んだ」と語った。

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