新日銀券、24年7月3日に発行 金融機関の繁忙状況踏まえ
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日本銀行は12月12日、新日銀券を「2024年7月3日」に発行すると公表した。金融機関の繁忙状況を踏まえて発行開始日を定めた。これまでは「24年7月前半」として具体的な日付は未定だった。
新日銀券の備蓄量は、2023年度末時点での45億3000万枚を予定。前回改刷時(2004年11月)の約50億枚と比べ「遜色ない水準」(金沢敏郎・発券局長)となる見込み。
ATMなど金融機関の金銭機器改修は「計画的に進ちょくしており、改刷対応は(発行開始日直前の)24年6月末までに、ほぼ完了する見通し」(同)。
また、スーパーのセルフレジや券売機など、対応していないと人手を要する金銭機器についても計画的な改修作業が進む。一方、台数の多い自動販売機は「未対応のものが残存する」(同)状況となっている。
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