黒田・日銀総裁、気候関連の情報開示促す TCFDサミットで

2021.10.05 15:02
ESG 気候変動対応
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日本銀行の黒田東彦総裁は10月5日、「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)サミット2021」で挨拶し、気候関連の情報開示の重要性を強調した。


黒田総裁は、気候変動問題が「将来にわたって社会・経済に広範な影響を及ぼしうるグローバルな課題」としたうえで、情報開示の促進は同問題対応の「重要な要素の一つ」と指摘。気候変動リスクの的確な認識による投資といった観点から、TCFDの推奨内容などを踏まえた開示の質と量の充実や、開示情報の適切な活用を訴えた。


日銀は、12月下旬に初回オファーを予定する「気候変動対応オペ」の貸付対象先を、TCFDが提言する4項目(ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標)、関連投融資の目標・実績を開示している金融機関としている。

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