黒田・日銀総裁、気候関連の情報開示促す TCFDサミットで

2021.10.05 15:02
ESG 気候変動対応
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

日本銀行の黒田東彦総裁は10月5日、「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)サミット2021」で挨拶し、気候関連の情報開示の重要性を強調した。


黒田総裁は、気候変動問題が「将来にわたって社会・経済に広範な影響を及ぼしうるグローバルな課題」としたうえで、情報開示の促進は同問題対応の「重要な要素の一つ」と指摘。気候変動リスクの的確な認識による投資といった観点から、TCFDの推奨内容などを踏まえた開示の質と量の充実や、開示情報の適切な活用を訴えた。


日銀は、12月下旬に初回オファーを予定する「気候変動対応オペ」の貸付対象先を、TCFDが提言する4項目(ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標)、関連投融資の目標・実績を開示している金融機関としている。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

東西ペンリレー 宮城と群馬、群馬と宮城
日銀、政策金利を据え置き 再利上げ判断「毎会合、適切に」
米関税による物価への影響について語る植田総裁(7月31日、日銀本店)
6月の貸出約定平均金利、国内銀行は1.201% 信金は2%に迫る
内田・日銀副総裁、米関税「不確実性極めて高い」 利上げ姿勢は維持

関連キーワード

ESG 気候変動対応

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)