いよぎんHD、連結中間純利益247億円 通期も過去最高益予想

2023.11.10 20:52
決算
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決算発表で質疑に答える三好社長(11月10日、伊予銀本店)
決算発表で会見する三好社長(11月10日、伊予銀本店)

いよぎんホールディングス(HD)が11月10日に発表した2023年度中間期決算(連結)の純利益は、前年同期比48億円(24.4%)増で過去最高益となる247億円となった。


高水準の連結コア業務粗利益を確保したことに加え、有価証券関係損益の増加が要因。資金利益において貸出金残高の増強による貸出金運用益の増加、ファンド解約損益の改善などによる有価証券運用益が増加するなどして連結コア業務粗利益は同58億円(12.9%)増の507億円を確保。有価証券運用では外債などの売却益を計上し、国債等債券関係損益も増加。政策保有株式の売却益増加により、株式等関係損益も増加。これにより有価証券関係損益は同59億円(79.6%)増の135億円。経常収益は997億円(前年同期比15.7%増)、コア業務純益は235億円(同25.3%増)となった。


傘下の伊予銀行単体のコア業務純益(除く投資信託解約損益)は同19億円増の210億円だった。


同日、5月12日に公表した通期の連結業績予想を上昇修正を発表。経常収益は前回予想比290億円(前回予想比17.6%)増の1940億円、経常利益は115億円(同31.9%)増の475億円、当期純利益は65億円(同25.5%)増の320億円となり、いずれも過去最高益となる見通し。


三好賢治社長は会見で、「通期予想の上方修正は、有価証券の売買がうまくワークしたことが大きな要因。米国を中心に政策金利が上がっているが、2兆円近くの外貨資産を持っているので、その利益が上がっている」と、好決算の背景を語った。

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