豊和銀・大分県信保協、産学官金連携で実践研修 売上増へ支援策プレゼン

2023.11.08 10:56
人材育成 提携・連携
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最優秀チームに選ばれたAチームのプレゼン発表(11月7日、大分大)

豊和銀行と大分県信用保証協会は11月7日、大分大学で10月から実施する「おおいた産学官金連携コーディネーター育成実践研修」の最終プレゼンテーションを開催した。


同研修は、地方の中小企業が生き残りをかけた変革に伴走支援する意欲と能力を備えた金融マンの養成が目的。山形大学の小野浩幸教授が手がける金融機関向けの研修を大分県に移植。大分大学と連携で2021年度に始め、今回で3回目。大分信用金庫と大分みらい信用金庫、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、オブザーバーで大分財務事務所が加わり、7機関16人が参加した。


23年度の研修テーマは、エンジニアリング会社のT―PLAN(中津市)が開発した太陽光発電による蓄電を活用する充電ステーション「青空コンセント」の売上額10倍に向けた事業拡大や販路開拓の支援策の提案。5~6人で1グループになり、10、11月の5日間、T―PLAN社の見学で課題を抽出、企業分析の講義やグループワークなどを経て、最終プレゼンに臨んだ。


審査員は、T―PLAN社の寺下満社長、小野教授、大分財務事務所の新屋敷隆所長、豊和銀の権藤淳頭取、大分県信保協の稲垣守会長など10人。


最優秀チームは、青空コンセントを全国の過疎地域に広める「地域にコンセント」を提案したAチームが選ばれた。メンバーの6人は今後、山形県で開催する全国のコーディネーターが集まる交流会に参加する予定。

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