北洋銀、養護施設に牛乳券や米など寄贈 農産物の消費拡大へ
2023.10.17 17:50
北洋銀行は10月27日までに、北海道内の児童養護施設22カ所(児童数は計約1100人)に対し、牛乳贈答券22万1000円分や北海道産の米2.3トン、てん菜糖を使った菓子詰め合わせ130箱を寄贈する。施設で提供する食事やおやつに活用される。
牛乳や米、砂糖の需要は、食生活の変化や新型コロナウイルスの影響で減少しており、寄贈を通じて子供の成長と道産農畜産物の消費拡大につなげたい考え。
10月17日、札幌市内の児童養護施設「柏葉荘(はくようそう)」へ牛乳券3万円分と米300キロ、菓子9箱を贈呈。高津ひろみ施設長は「施設で生活する2~19歳の子供104人の10日分ほどを賄うことができる。多くの大人が見守ってくれているということが、子供にとって力になる」と喜んだ。
数量は各施設の希望に沿って決めた。地元の支店長が各施設を訪ねて寄贈する。柏葉荘を訪れた北洋銀篠路支店の小林臣史支店長は「子供たちが穏やかに成長する一助になれば」と話した。