飯能信金、脱炭素経営セミナー 官民施策など紹介
2023.09.25 18:55
飯能信用金庫(埼玉県、松下寿夫理事長)は9月25日、カーボンニュートラル(脱炭素)の官民施策などを紹介するセミナーを開いた。政府や地域のけん引企業、支援機関の講演に、2会場(本店、さいたま中央支店)でリアル・オンラインを含めて延べ215社が参加した。
2022年11月に立ち上げた官民連携の伴走支援型プラットフォームの取り組みの一環として開催した。セミナーは、関東経済産業局が脱炭素の事業環境の変化や取り組みの方向性などを説明。再生可能エネルギー事業などを行うアースシグナル(埼玉県川越市)の笠原喜雄社長は、脱炭素経営の利点・欠点、機会・リスクを説明した。
その後、信金中央金庫の「しんきんグリーンプロジェクト」、二酸化炭素の排出量を可視化するサービス「eーdash」、アイリスオーヤマの節電照明製品について、各支援機関が紹介。交流会も実施した。
松下理事長は「地域の中小企業や支援機関をつないでいく役割を担っていきたい」と挨拶した。
伴走支援型プラットフォームを通じたセミナーは5回目。過去にはデジタルトランスフォーメーション(DX)や海外展開などをテーマに実施した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 春の叙勲 金融界から24人
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高