【都市対抗③】日本生命、野球部の伝統を胸に戦う
2023.07.10 04:50
夏の社会人野球の王座を決める「第94回都市対抗野球大会」が7月14日、東京ドームで開幕。金融界からは3チームが出場する。ニッキンONLINEでは、出場する金融機関のチームや注目選手を連載。第3回は、3年ぶり62回目の出場となった日本生命保険(大阪市)を紹介する。
<初戦>JR東日本東北(仙台市)7月17日14時~
3年ぶりに本戦出場。梶田茂生監督(54、総務部)「昨年は代表決定戦で敗退した。今年はキャプテンを中心にチームがまとまった。6月13日の(第5)代表決定戦は、試合に臨む姿勢と雰囲気が違っていた」と、振り返る。
日本製鉄広畑との決定戦は、1点を追って迎えた8回表、ツーアウト1、3塁で主将の皆川仁外野手(29、サービス業務教育部)がヒットでつなぎ同点、フォアボールで逆転の後、山田健太内野手(22、近畿営業本部)の2点タイムリーヒットで勝利。本戦への最後の切符をつかんだ。皆川主将は「2年連続で出場を逃しており、〝今年こそ〟という思いが強かった」と。
「今年のチームはまだ粗削りだが、若さと思いきりがいい。野球部の伝統『油断しない、諦めない』を胸に戦う」と梶田監督。一戦必勝で優勝を目指す。
日本生命は大阪本店をはじめ全国の支社などから、1万人以上の大応援団を結成。野球部の勝利を後押しする。
【注目選手】昨年の悔しさ忘れず 木倉 朋輝内野手(23、契約管理部)
入社2年目。団体への年払案内の通知作成・発送業務に携わる。上司の田中葵課長代理は「大きな手で1件1件丁寧に発送対応してくれて、戦力になっている」と評価。

決定戦では8回表にチャンスを広げるヒットで逆転の口火を切った。「昨年は直前のケガでチームを離れ、迷惑をかけた。チームの勝利に貢献する」と意気込む。(おわり)
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