東京金融取引所社長に廣田専務
2023.06.08 19:00東京金融取引所 廣田拓夫社長.jpg)
東京金融取引所(TFX)は6月8日、社長にみずほ銀行出身の廣田拓夫専務(66)が昇格すると発表した。6月26日に開く株主総会後の取締役会で正式に決める。財務省出身で元日本銀行理事の木下信之社長は退任する。
廣田氏は1979年に第一勧業銀行(現みずほ銀)に入行し、為替やデリバティブ、リスク管理部門に従事。みずほ銀の監査役を退任後、TFXに11年に入所し、最高リスク管理責任者(CRO)、最高情報責任者(CIO)を務める。
TFXは20年度に始動した5か年計画のもとで、コスト削減や商品ラインアップの拡充などを進めてきた。中計最終年度に向けて、廣田氏が引き継ぎ、短期金利先物の取引活性化に注力するほか、差金決済取引(CFD)の拡充などに取り組む。
廣田 拓夫(ひろた・たくお)66歳。79 年東大卒、第一勧業銀(現みずほ銀)入行、92 年デリバティブ現地法人(ロンドン)副社長、02 年 みずほ銀市場営業部企画開発グループ次長、04 年総合リスク管理部長兼新 BIS 対応推進室長、08 年常勤監査役、11 年東京金融取引所常務、18年専務。