金融庁、八十二・長野銀の統合認可

2023.05.29 20:01
経営統合・合併
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経営統合認可書の交付式。左から、長野銀の西澤頭取、八十二銀の松下頭取、成田・関東財務局長(5月29日、長野財務事務所)
経営統合認可書の交付式。左から、長野銀の西澤頭取、八十二銀の松下頭取、成田・関東財務局長(5月29日、長野財務事務所)

金融庁は5月29日、八十二銀行と長野銀行の経営統合を認可した。同日、関東財務局長野財務事務所(長野市)で認可書を交付。八十二銀の松下正樹頭取と長野銀の西澤仁志頭取それぞれに、成田耕二・関東財務局長が手渡した。


長野銀は5月30日で、東証スタンダード市場への上場が廃止となり、株式交換で6月1日に八十二銀の完全子会社に。2025年度内をめどに、両行は合併を予定する。子会社化を終えた6月1日には、記者会見を行い、経営統合以降や合併で目指すグループ経営のビジョンなどを説明する。


交付式で、八十二銀の松下頭取は「(共通化する)システムの安定稼働が一番の重要課題。店舗や人員再編の両行間協議はこれから。認可で合併本番に向けた新たなステップに入る」。長野銀の西澤頭取は「合併前に経営統合効果を発揮できる施策も考えていく。明日で当行は上場廃止。お取引先さまや株主の方々の協力があり、スムーズに統合を進められた」と。


成田・関東財務局長は「金融機能を高めるとともに、地域の事業者・経済の発展により一層貢献することを期待したい」とした。

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