【日銀分析】大手行の外貨調達 安定性増す 米預金「余剰」で囲い込み
2023.05.26 18:50
大手行で外貨調達の安定性が増している。日本銀行によると、海外貸出残高に占める顧客性預金や外貨建て社債といった「安定性調達」の割合が2022年後半に上昇。新型コロナウイルス関連の給付金により余剰感の強まる米国の預金市場で、現地銀行より高い金利で法人預金を囲い込んだことなどが安定化につながった。海外融資が伸びる局面でも、安定性調達とのギャップ...