十八親和銀、店舗跡地を宿泊施設に 難病治療の子ども支援

2023.05.02 19:34
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テープカットをする(左から)野添恭士・長崎ペンギンの会代表理事、山川頭取、森内浩幸・長崎大学病院小児科教授(5月2日、十八親和ペンギンハウス)

十八親和銀行は5月2日、長崎市内で難病の子どもとその家族の宿泊施設「十八親和ペンギンハウス」のオープニングセレモニーを開催した。合併による店舗統廃合の跡地活用の一環で、旧大学病院前支店を整備した。


同施設は、難病を治療する子どもとその家族の肉体的や身体的な負担の軽減を目的とした宿泊施設。県内で唯一の高度医療が受けられる長崎大学病院近くにあるため、離島など遠方から来院する子どもが宿泊する施設として適した場所になっている。


建物は2階建て。1階は車椅子も利用可能なバリアフリー仕様で洋室1部屋。2階は、洋室と和室が各2部屋、ランドリールーム、キッチンなどが併設された共用スペースがある。また、内装は同行行員と施設を運営する「長崎ペンギンの会」のスタッフなどが考案。ペンギンをモチーフにしたかわいらしいデザインとなっている。



ペンギンをモチーフにした壁

5月中には3組の家族が入居予定。施設は、主に5人のスタッフと事務や清掃スタッフなどで運営する。


山川信彦頭取は「長崎は南北に長く、離島もある地域で遠方から治療に来る家族も多く、長崎にこそ必要な施設である。継続的な運営のためにしっかりとサポートしていく」とあいさつした。


同施設は寄付金で運営する。営業店などにパンフレットを配布して、支援を募るという。



2階の共用スペース

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